あいさつ

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プロフィール

意泉院   明徳元年(1390年)創建  開山 独芳清曇       臨済宗天龍寺の末寺

萩原徳雲  昭和36年11月15日  茨城県に生まれる

       平成12年より臨済宗天龍寺派意泉院21世住職

       脱サラ坊主でヘルパー2級の資格在り

     

       ほとけの里農園・意泉院の役割

 私自身、子供の頃体が弱かったこと、若い時は私なりに色々悩んだりしましたが、最後に禅仏教に救われました。私はその経験を基に、生き悩む青少年の力に少しでもなれればと考えています。やはり人間は自然のなかで、生かされて生きているという慎ましい気持ちを無くしてしまうと現代社会の人間味のない生きずらい世の中になるのだなと感じます。人生の美徳はお金を沢山稼ぐ事、その為に都合の悪い人は退いてもらいましょうと言うような雰囲気が漂っていますね。良いものを身に着け、美味しいものを食べて、趣味や旅行など楽しいことをする事が人生の目的となりつつあります。自分の外ばかりに目を向けて、自分を見つめ直さない生活は苦しむ元を作るだけです。自分だけ良ければそれでいいそれなら、家のペットと何も変わらないですよ。私は青少年と向かい合う中で、自分の心と体を見つめ直す生活の大切さを伝えて行く事を軸に、彼らの自立の手伝いを出来ればと考えています。

人生の目的は自分の中に神佛を見出す、自己完成です。そこに、世の中の理不尽な悩み・苦しみを超えて行くたった一つの道があると思います。それを伝えてゆく事がお寺の役割だと考えます。